こんにちは。
今週は家具の大丸 江頭がブログ更新を致します。
九州では例年よりも早く梅雨入りし、ジメジメとしております。
毎年のことながら不快指数MAXの中のお届けです。
今回はあまり知られていないであろう製造現場を少し紹介いたします。
弊社では自社で商品の企画開発を行っております。
現在コロナウイルスの影響で商品の開発現場では直接対面でのコミュニケーションが難しいため、リモートでの対応が主になります。ですがリモートでは細かなニュアンスや、ディティールの説明が伝わりずらく図面を起こしてもしっくりこないケースが多発しております。
インテリア業界に限らずものづくりに携わる方々は、少なからず作り手と企画側の間で何らかの軋轢が生じているのではないでしょうか?
特に海外の方とのやり取りで感じることが多いです。
そんな中私が企画している商品が形になってきています。


図面を数回書き直し、コストと相談しながら枠組みが完成しました。
背あたりの曲がり具合、脚部の角度、背面の角度など数回の手直し、やり直しがあり通常よりもものすごく時間がかかります。
対面で打ち合わせができれば、完結することも数日かかったりしてしまいます。

着色したものがこちらです。
お店で見かける商品はこのような工程を経て製品化に至ります。
インテリアだけでなく、家電や文房具もこのような工程があり、皆様の身近で活躍をしています。
自宅で過ごす時間が増えた今、今一度「もの」のルーツを探ってみるのも楽しいのかもしれません。
作り手と企画。仕事のみならず人と人との距離を広げてしまうコロナウイルスの早期収束をお祈りいたします。
家具の大丸 江頭