2021年2月27日 糸島市にて
おはようございます。アルファタカバの小早川です。
2月27日土曜日、協同組合福岡・大川家具工業会 地域材開発部会(以下地域材開発部会)の皆様、その他各種団体の皆様と一緒に、糸島市で行われましたセンダン植樹に大川家具商業会 若手の会として参加させていただきました。
「センダン(栴檀)」という樹種は、古くから我々日本人になじみのある樹です。学校の校庭や、川辺りに自生していることもあります。センダンは広葉樹でありながら成長が非常に早く、植林して15~20年で伐採できるまでに成長します。現在、日本で多く植林されている杉やヒノキは伐採できるまで40~60年ほどかかりますが、センダンは約1/3の期間での伐採が可能です。また成長の早さに比例して、一般的な広葉樹と比べCO2の吸収能力が約3倍高いといわれています。センダンは地球温暖化の進行を抑える役割も担うことができる樹種です。
『うえる』『つくる』『つなげる』をキーワードに、センダンを積極的に活用し、持続可能なサイクルの構築を目指すことを目標に、地域材開発部会では、2018年からセンダンの植樹活動を始めていらっしゃいます。
http://okawa-sendan.jp/ 詳しくはこちらのHPに記載されております。
この想いに賛同した我々 大川家具商業会 若手の会も、この度センダンの植樹に参加させていただきました。大川の地でお仕事をさせていただき、大川家具を扱うお仕事をさせていただき、様々な樹種を取り扱う職種として、「つくる責任 つかう責任」【SDGs目標12】を果たせるよう、想いを込めて参加しております。
とかっこいいことばかり書き込みましたが、実際の植樹は大変!一本の苗木を植えるのに、30cmくらいの穴を深さ30cm程度掘らなければ立派に育ってくれないとのこと。普段このような作業をすることがない我々は、必死に穴を掘ります。この日は一人二本の苗木の植栽だったので、二つ穴を掘りました。林業に携わる皆さんが、日々このような作業をしていただける、植樹した樹のメンテナンスを行っていただけることで、我々が樹を使って家具にできることの有難さを実感しました。

10年後、20年後、この場所がセンダンの樹でいっぱいになることを祈っています。